部下の話を聴ける人の特徴について
2019年08月26日
CONTENTS -目次-
「聞く」と「聴く」の違い
Unleashの研修では、「聴く」という漢字を使います。
みなさんは「聞く」を使うことが多いかもしれませんね。
では、「聞く」と「聴く」違いは何だと思いますか?
「聞く」とは「耳」だけで聞くこと
「聴く」とは「目と耳と心」で聴くこと
そして、傾聴は「人の話を終わりまで聴き、要約して伝え返すこと」と定義しています。
「聴く」に徹する
研修で、傾聴ローフプレイングを実施しています。
10分くらいのロールプレイングですが、「Aさん:聴き手」が「Bさん:話し手」の話を“聴くに徹する”姿勢、
つまり、「Aさん:聴き手」がほとんど話さず聴けていると思いますか?
研修を受講していただいている方は、管理職の方が多いので部下とのミーティングを定期的に実施されています。
ですから、「傾聴、得意」「聴けている」と思っていらっしゃる方が多いです。
ところが、傾聴ロールプレイングを初めて実施すると、まぁ大体5分くらいでしょうか。
「Aさん:聴き手」が気をきかせて喋り始めている、決して聴けている状態ではないという事が起こります。
聴ける人の特徴
話が聴ける人は、『心の姿勢』が整っていると思っています。
例えば、以下のような会話。
Bさん:「今日実はプライベートで息子と野球の試合に行ってきました」
Aさん:「あぁ、そう。」
Bさん:「私は広島ファンで、全球場が真っ赤に染まって、それは爽快な感じだったのです」
Aさん:「それは良かったね。」
Bさん:「・・・・・・」
これは話が続かないですよね。
心の姿勢にはいくつかあります。
ですが、私たちが思っている、人の話が聴けているという状態を創りだす時には、目の前の人に『興味・関心』を持てるか。という点が大切だと思っています。
先ほどの話、Bさんに興味・関心が持てていたらAさんからは以下のような質問が出てくるのではないでしょうか?
「天気はどうだったのですか?」
「行かれてどうだったのですか?」
「その時にお子さんはどんな表情だったのですか?」
この質問によって、Aさんが感じたこと、気持ちなどAさんは次々に話をしてくれると思います。
すると、BさんはAさんの話に共感し、お互いの距離が縮まっていくことに繋がります。
ぜひみなさん、一番親しい方と傾聴のトレーニングをしていただけると、自分がどれだけ聴いているのかということが自己評価できると思います。
実は、私も全くできませんでした。
本当に5分と持ちませんでした。
シャットアウトされて、「いつまで続けるの?」という事がありました。
ですが、心のスイッチを入れて、その人に興味・関心を持つことで、その場は聴くことはできるという現象を創り出すことが可能です。
24時間365日、ずっと聴けるという状態じゃなくても結構ですので、ぜひここはという時に、その人に興味・関心を持っていただいて話を聴いていただけたらと思っております。
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